エンジニアはデスクワークが中心の職業だ。プログラマーなどは黙々とコードを打ちこむ作業が多いし、システムエンジニアなども資料作成や会議など座り仕事ばかりだ。座っている時間が長すぎるとメンタルヘルスに悪影響を及ぼし、ガンや認知症の原因になるという研究もある。
そのため、エンジニアはデスクワークによる健康被害に注意したい。
クッションの使用は手軽に始めることができる対策だろう。仕事に集中しているとつい姿勢が崩れがちだ。猫背や歪んだ姿勢は腰痛を起こすし、血行を悪くして肩こりや目の疲れなど様々な症状を引き起こす。正しい姿勢をサポートしてくれるクッションや、腰の負担を軽くする低反発クッションなどを活用すると良い。
矯正ベルトもデスクワークに役立つグッズだ。姿勢を整え関節の負担を軽減し、血流の流れを守ることで、健康被害を防ぐことができる。コルセットや背筋矯正ベルトなどは目立たずに使用できるので、顧客対応が多い人も使いやすいだろう。
また、デスクワークを立って行うという選択肢があることも覚えておきたい。高さを調整できるスタンディングデスクを使用し立った状態で作業を行うことで、腰の負担を軽くし、筋肉が凝り固まるのを防ぐことができる。さらに、ステッパーや足つぼマットなどを活用すれば血流を促すことができ、集中力向上や眠気防止にもつながる。
エンジニアに限らず、健康は良い仕事の土台となるものだ。オフィス内での健康管理も仕事の一環と捉え、最高のパフォーマンスを行うことができる環境を整えておきたい。